世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

台風の日

台風が近くを通過した日は、タイミング悪く数か月に一度しか行かない病院の日と重なってしまいました。朝から降っていた雨は帰るころには暴風雨になっていて、病院前にあるバス停の屋根付きのベンチも屋根が役割を果たせていなかったので、15分後のバスを病院の入り口で待っていました。

病院って待ち時間が長いし退屈な場所ですが、病院での一日はいつもとはちがう「非日常」という感じがして、それを通り抜けてきたような不思議な感覚があるんですよね。採血はいつものことながら多少緊張するし、日々の体調で不安に感じることは今日まとめて診察の時に話さないといけません。ちょっとは心の中が忙しかったかもしれません。

今日あったことといえば、

広い病院の建物は光のよく入る大きなガラス窓があって、診察までの待ち時間を外を見ながら過ごしていました。どんどん風が強くなっていく様子を見ながら(うわー、帰りやばいやん)と思っていたら、二つ開けた隣に座っていた高校生くらいの二人が「うわー帰りやばいやん・・。」と心の中で思ったことと同じことを言って面白かった、とかそれくらいでした。

それなのに病院へ行くと、いつもなにやら異空間に迷いこんで帰ってきたみたいな気分になります。

 

バスがもうすぐ来そうな時間になったので、外に出て屋根の下で待っていました。

小学生が風の中をキャッキャ言いながら帰っていました。たぶん風で傘の骨が折れちゃったらしい子もいましたが、そんなこと気にもせず「飛ばされるー!」とはしゃいでいます。雨の日でも、子供の時は私もあんなにたくましくはしゃいでいられたんだろうか。(君たち、危ないから遊んでやんと、はよ帰りなさいよ)と、昔、いつかの帰り道で近所のおばちゃんに言われた言葉とおんなじことを心の中でつぶやいている自分がなんかおかしかったです。

 

 

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 台風のあとの田んぼに浮かぶワラが細切れになったのが、なんかきれいだと思ったのと、紫芋で作った大学芋。からめる蜜に黒糖を混ぜたら芋と相性抜群でおいしかったです。

 

 

本日も読んでくださってありがとうございました。(^^)/