世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

病院の待ち合いで読む

今週のお題「読書の秋」
お題に初めて挑戦♪

私は本が大好きなんです。いま物語に夢中になっています。

そんな雰囲気を醸し出せていたかはわかりませんが、物語に入り込むことができていました。

私は病院の待ち合いで本を読むと、なぜかストーリーに入り込めるんです。まるで映像が頭にうかんでくるくらいに。
その日は、珍しく病院で朝からいくつかの検査を受けなくてはいけませんでした。いつものことではないので勝手がわからなくて、とにかく朝からお昼にかけてあちこちうろうろ。
お昼過ぎにやっとすべての検査が終わって、あとは主治医の先生の診察だけです。それまでかなり待ち時間があったのでそういう時間はいつも本を読んでいます。

私は子供の時から20代の前半くらいまであまり本を読みませんでした。読むのがしんどかったんです。
気にしすぎる性格をこじらしていた高校生あたりは、登場する人物のセリフが『~なのはありえない、信じられない』だとか誰かを批判していたりするものだったりすると、(うわ、嫌だな。嫌だって思うってことは私あてはまってるのかも・・・)みたいな思考になってしまって、それ以上読めなかったりすることがよくありました。

今はそんなことになることはあまりなくて、ただストーリーを楽しむことができるようになってきました。
本を選ぶときになんとなく「自分が好きそうな本の気配」がわかるようになってきました。といっても
、はじめから読んでみる、というだけなんですけどね。
色々「試してみる」には、古本屋さんに本当にお世話になっています。図書館もいいのですが、私は買わないと読まないようで、よく返却期限までに読めなかったりしたので古本屋さんが安く買えて色々読める、そしてお気に入りの作家さんを探すことができる最高の場所です。
作者の名前は知っている。本の題名は知っている。
あまり本を読んでこなかった私は、まだまだこれから出会うことができる物語がたくさんあります。

病院の待ち合いで読んでいたのは
栗田有起さんの「お縫い子テルミー」です。
自分の家をもたず、仕立ての仕事をもらいながら宿もその時その時で変わる「流しの仕立て屋」テルミー。歌舞伎町での生活でシナイちゃんという女装の歌手に恋をします。

現実感があるようなないような、ちょっと私の生活からは想像できない世界だったけど、それがまた退屈な病院にいながら違う世界を見れたような気分でした。

本日も来ていただいてありがとうございました( ´∀`)