世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

君は君の時間を生きるのだ

この夏、金曜ロードショーで毎週のようにジブリアニメがやっていましたね。

ジブリアニメは一緒に大きくなった幼馴染みたいに感じるのです。

 

ジブリで最初に好きになったのは「天空の城ラピュタ

当時小学校低学年だった私。

「親方!空から女の子が!」みたいなことが自分にも起きないかなと空を見上げ、巨大な入道雲を見つけては「竜の巣だぁ~」とつぶやき、パンに目玉焼きを乗せたいと言い、ある日家に届いたお歳暮のでかいハムにときめいていました。もしも自分がラピュタの中の登場人物だったら‥‥空想するぐらいなにか物語の中にのめりこんだのはこれが初めてだったように思います。

金曜ロードショーという番組も私を遠くへ連れて行ってくれる大好きな時間でした。

昔の、黄色の背景にちょっと物悲しい音楽の中、映写機をカチカチまわしているおじさんのオープニングが好きでした。「さぁ始まりますよ~」とあのおじさんが映画の世界へ引っ張って行ってくれていたようなものです。色んなジブリのアニメも金曜ロードショーで見ました。

てれれれれれぇーてれれれーれ♪世界の果てに連れていかれそうなメロディーですね。

 

そんなかんじで大体のジブリアニメは見ていた私でしたが、「猫の恩返し」は今まで私のセンサーには反応せず、見たことがありませんでした。最近面白いものに飢えている私は先日の金曜ロードショーでやっていたのを録画してみました。

 

学校に遅刻しそうな主人公のハルちゃんの高校生活シーンを見ていて急に思い出したことがありました。

高校生の時に、この「猫の恩返し」が好きだと言っていた同級生のことです。いつも一緒にいるような仲良しではなかったように思いますが、その子と教室のロッカーの前でその話をしたことが確かにあったなと。そういえば、主題歌の「風になる」が好きだと言っていて、つじあやのさんのアルバムを薦めてくれたこと、映画もすごくいいからまだなら是非、はてっこにオススメだよという話をしてくれたのでした。

 

それから何年も経ってから見た「猫の恩返し。」

すごく心に残った言葉がありました。

 

 

君がどうすれば自分の時間を生きられるか考えよう。それさえできれば何も恐れることはないのだから。

 

 

私、高校時代は正直あまり思い出したくないのかもしれません。なんだかしんどかったなぁというふうになって、あまり思い出せないのです。

卒業してから何年もたった今、猫の恩返しを見て気づいたことは、私の課題は高校生の時からずっと同じだった、私は自分の時間を生きるということが未だに出来ていない。

 

ブログを始めてみて、自分の言葉で書いてみる、思ったことを文章にするというのは本当に難しいと感じます。

今、向き合ってこなかったことをやり直しているなあと思います。

大人になってからのジブリ鑑賞、なかなかいいです。