世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

自らの防御力にやられる

実は最近の私はといいますと、夏の終わりごろから体調が悪い日々が続いていたので、気持ちもちょっと落ち込んでいました。

 

 

私は広い意味で「自己免疫疾患」と呼ばれる病というか、体質みたいなものをもっています。

Wikipedia

自己免疫疾患とは、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす、免疫寛容の破綻による疾患の総称。

私の場合、いつもは外から見てわかる症状があまりないのですが、今回のはなかなかしんどかったです。

真夜中にゲロゲロと吐く三十路を過ぎた娘を車に乗せて、病院に連れて行ってくれた家族には感謝しかありません。

自らを守るための存在に私は、このたび猛烈な攻撃を受けたようです。

 

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秋、家の周りに広がる耕作放棄地には今年もたくさんのセイタカアワダチソウ

アレルギーを引き起こすなどと言われ、また、その繁殖力は恐ろしいくらいで、色々と嫌われてしまう植物だと思います。

だけど私は、この秋になると輝くような黄色の花の群生を見せてくれるこの姿がとても好きなのです。

このセイタカアワダチソウ、なぜこんなにも旺盛に茂るのかというと、周りの植物が成長するのを抑制する成分を根っこから出しているからだそうです。だから、わざわざ種をまいたとかではないのに群生するのですね。

でも、恐ろしい話はここからです。この、ほかの植物の成長を抑制する成分は土にたまってゆき、ある一定の濃度になると、セイタカアワダチソウ自らの発芽も抑制されてしまうんだそうです。

 

  

 

仕事で顔を合わせないといけない人だけど、話すたびに攻撃されているような気持になる人がいます。言葉の端々に「悪いのはあなた」「私は間違っていない」「私の機嫌が悪いのはあなたのせい」というのが感じられてすごく疲れます。でももしかしたら、この方は威圧感で自分を守っていないといけない状態なのかもしれません。

そんな時は、静かに心の中にセイタカアワダチソウの群生を思い浮かべる、恐ろしい私なのでした。(その防御力はいつか自分に向かうであろう)とか心の中で毒を吐き、その毒でやられないようにしないといけませんね。

 

 

 

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本日も読んでくださってありがとうございます( ..)φ