世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

ちまっ。

Q.これはしなびたニンジンですか?

 

f:id:hatecco:20200222195014j:plain

A.いいえ、これはビーツです。(;'∀')

 

 

お久しぶりです。はてっこです。

最近色々と忙しく、同時にいろんなことをするのがただでさえ苦手な私は、いつものごとく文を書くのがおっくうになってしまっていました。

そんな中ひっそりと進行していた、それは、、

 

おいしいのか実験 パート2じゃじゃ~ん ばば~ん

 

この冬私は、ビーツ(テーブルビート)という野菜を育てていました。ロシアとかウクライナ料理である「ボルシチ」に入っている野菜として有名です。見た目はカブのようですが、アブラナ科ではなく、アカザ科で、ホウレンソウに近い野菜です。ビタミンや鉄分などが豊富で、「食べる輸血」といわれているそうです。

まず、なんでこの野菜を育ててみようかと(食べてみたい)思ったかですが、たぶんはっきりとそう思ったのはだいぶ前になります。

ある時、フランス料理のコンテストのドキュメンタリーがテレビでやっていました。その中で、ノルウェーだったかスウェーデンだったか代表のシェフがこのビーツを料理していました。丸々と太ったカブみたいな野菜をゆでて、それを丸くくりぬいて、繊細な料理たちの飾りつけに・・。それはものすごい赤さでとても美しくて、ものすごい存在感に感じたのです。「なんだあの野菜は、どんな味がするのだろうか」と思いました。

そのビーツを育ててみたわけですが、最初に言い訳してしまいますと、あんまり立派なものには育たなかったんです。立派な葉っぱの割に「ちまっ、」としたビーツです。更に2個目の言い訳をしてしまいますと、去年の秋に種をまいたのですが、11月になっても暖かい日が続きました。暖かい日が続くということは、寒くなれば姿を消すバッタが長いこと居続けるというわけで・・・何度もバッタに食われてなかなか成長せず、そのまま寒い季節になり、あまり大きくならなかったように思います。

そんな苦労を乗り越えてきたビーツ。やはり「ボルシチ」にしておいしくいただきましょう。

f:id:hatecco:20200222221637j:plain

まな板や手が染まります

皮をむいて大きめの千切りにした図です。紫がかったすごく濃い赤です。

スマホで撮影すると、その赤さがあんまりわからんなあと撮ってて思いました。この写真よりももっと赤黒い見た目です。よーく見たら縞々の模様が見えますね。輪切りにしたら年輪のような模様が見えます。

ボルシチのレシピですが、いくつかのボルシチを作っている動画を見てからなんとなく適当に作るといういつものいい加減レシピですが、一応「たぶんこんな感じで作った」レシピを・・。

 

材料(だいたい4人分)

ビーツ ちまっとしたやつ4個(それでやっと1個分)

玉ねぎ 1個

ニンジン 1本

じゃがいも 中3個

牛肉こま切れ肉 200g

トマト缶 1つ

にんにく 1かけ

コンソメ 固形2つ

塩、コショウ 適量

 

ビーツは大きめの千切り、野菜は好きな大きさに切ります。

にんにくのみじん切りをオリーブオイルを入れた鍋で炒めて牛肉を炒めます。

あとは野菜、トマト缶を加えざっと炒めたら、水を加えて強火で煮て、あくが浮いてくるのですくいます。

そこにコンソメスープの素をいれて10分ほどコトコト煮ます。

すべての野菜に火が通ったころ、塩コショウで味付け少し煮たら火を止めて少し置きます。(その方が味がしみ込んでおいしい気がする)

出来上がりはこんな感じ。

f:id:hatecco:20200222223720j:plain

 野菜はすべてビーツ色に染まりました。

ビーツの味ですが、例えるならホウレンソウの根っこみたいな味です。切っている時に生で食べてみたのですが、ホウレンソウのお浸しを作るときに、うちでは根っこまで食べてたのですがまさにそんな味。少しアクを感じる甘みのある味でした。

ボルシチにしてみると、煮えたビーツはとても柔らかくなり、そんなにくせを感じるわけでもなく、とてもおいしかったです。ボルシチにはサワークリームを食べるときに入れるみたいですが、今日はヨーグルトを入れて食べました。酸っぱさはそんなに気にならず、まろやかになっておいしかったですよ。

 

そうそう、ビーツは葉っぱも栄養たっぷりで食べられるので、今度おひたしか野菜炒めにでもして食べようかなとおもっています。

 

本日も読んでくださってありがとうございました。(*‘∀‘)