世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

アーティーチョークを食べよう

種をまいてから、2年半くらいでしょうか。

やっとその時がやってきました。

「アーティーチョークっておいしいのか」実験についてまとめてみました。

食べてみてその勢いで書いていたらなかなか長くなってしまいました。

食べてみたい野菜を、育ててみて、それを食べる、ということが出来たということだけで、今とても満足感があって、かなりの自己満足感あふれる記事になりそうですが、お時間の許す方はお付き合いください・・・・。

 

 

 

 

hatecco.hatenablog.com

その味を確かめるときがきました。 

 

その前に、味の予想をしてみる。

茹でる前、匂いはこれといってない感じがする。

きれいな緑。なんとなくアスパラの味を想像してしまう。

切り口を触ると、手がべたっとする。ちょっとアクっぽいのかな。

大きくて、ぼてっとしているから、中身が詰まっていることを期待。

アーティーチョークについて調べていたら、食感はタケノコのようとか、芋っぽいとか、マメっぽいらしいとか、いろいろです。

ということで「ほくほくした、ちょっとだけアクっぽい、アスパラのような味」を想像しました。

 

 

それではいよいよ。

 

f:id:hatecco:20190516232904j:plain

二つ収穫して大きい方は約250グラム。つぼみの部分だけでも200グラム以上はあると思います。もう一つも200グラム以上ありました。よくここまで育ってくれたなあ・・。これを、母と二人で、一人1個づつ食べようと思います。(笑) 

 

 

f:id:hatecco:20190516233211j:plain

 まずは、先端を切る。とってもかたくて、これがけっこうなかなかでした。鎧のような見た目どおり、簡単には食べさせてくれません。

鋭いトゲが危ないので、下の方のトゲもはさみで切って、切り口は、色が変わりやすいので酢かレモン汁をつけておくとよいそうです。

 

f:id:hatecco:20190516234348j:plain

こんなかんじになりました。

かわいい。そうか、わたしは花を食べようとしているのですなあ・・。

 

これを沸騰したお湯で30分茹でます。

レモン汁かお酢を入れて茹でるといいらしいので、今日はお酢を入れて茹でてみます。やっぱりこの野菜はある程度のアクっぽさがありそうな感じがするので、そのアク対策だと思います。

 

 

それにしても30分って、長いな・・。

結局30分きっちり待てなかったので、29分であげました。(細かい)

 

 

 

 

f:id:hatecco:20190517001307j:plain

出来ました。

・・・色があまりおいしそうじゃないですが・・がくを一枚引っ張ってみたら、スッと取れます。

今日はマヨネーズをつけて食べてみようと思います。

普通のマヨネーズと、「ディル」というハーブをきざんで混ぜたマヨネーズを作ってみました。ディルはピクルスの香り付けに使われるハーブです。どおりでちょっとマクドナルドっぽい匂いだなと思います。私には食欲がわく風味です。

 

 

 

 

f:id:hatecco:20190517002133j:plain

まずはがくをはがして、白っぽい部分を歯でこそげて食べる。

なにもつけずに記念すべき一口目。

おお、ちょっと甘い。

思ったよりクセはありません。茹でたときのお酢の香りがちょっとのこっているけど、それとは別の独特な風味もあるような気がします。このかんじ、なんだっけなと思っていたら母が「サツマイモっぽくない?」

それかもしれない。うっすらとサツマイモ風味。私にはこれが近い気がしました。

ここからは、ひたすら、はがしては食べ、はがしては食べ。真ん中にたどり着くまでなかなかです。ディル風味マヨネーズはなかなか合うと思いました。

正直、がくの部分一枚ごとに食べられるところはほんのちょっだと思いました。それがちょっとムキになる感じで、私はただ黙々と食べていました。

 

そんな感じで食べ進めていくと、真ん中のアーティーチョークハートにたどり着きます。真ん中に花の部分になるふさふさしたところがあるので、それを除いて食べます。

 

f:id:hatecco:20190517122143j:plain

 

 なかなかの大きさです。

はむっとかじるとこっちの方が甘い。がくの部分よりもサツマイモのような風味ががあると思います。

食感は柔らかいです。ものすごく柔らかい。カリフラワーとゆりねを合わせたみたいな食感かなと思いました。

今までがくのちょこっとした部分だけだったから、ちゃんと食べてる感じがします(笑)

 

茎の部分は縦半分に切って、スプーンですくって食べました。この部分はほんのちょっとしかないけど、ここもなかなか甘かったです。

 

 

 

 

実験結果・・・とかいう大げさなものではないけれど・・・

アーティーチョークの味は全く初めての味でした。花のつぼみでありながら、苦さのようなものは私はあまり感じませんでした。くせがあまりなく、今のところ、ちょっと捉えどころのない感じがしています。

ただ、少しづつしか食べられないヤキモキする感じ、真ん中の部分にたどり着いたときの達成感、そのちょっとしたイベントのような食べ方がなかなか楽しいと思いました。

ヨーロッパの人たちにとっては季節を楽しむ野菜なのかもしれません。日本で言ったら何だろう・・・手間で言えばタケノコ的なものかもしれないな、と思ったのでした。

 

ということで、

「アーティーチョークっておいしいのか?」と聞かれたら

 

「なかなかおいしいと思う。季節の山菜を楽しむのに似ていると思う」と答えるだろうなと思います。

 

 

 

 

 

 

 本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。φ(..)