世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

音楽のフィルターで日常をMVだと思って見ると

ある日、何気なくテレビをつけると朝の情報番組「スッキリ!」がやっていて、

Portugal. The Manというアーティストが歌っていました。

その「feel it still」という曲にびびっときてしまい、購入。

 

歌詞の意味は調べてみたのですが、考える力がないのか、興味が持てず私にはあまり理解できるものではありませんでした。

しかし、本当に曲の雰囲気にドはまりしてしまったのです。

聴きながら思わず体のどこかが動いてしまう。

一定のリズムの中淡々と進んでいくような中に、気怠さのようなものも感じて、何とも言えない世界の果て感!。(個人の特殊な感想です。)

 

音楽って、時に、聴くだけで世界の見え方が変わってしまうような力があるものだと 本当に思います。

ある日、電車に乗りながら「feel it still」を聴いていました。するとなんだか映像加工でもしたように景色が儚げに見えるではありませんか。

大声でゲラゲラ笑ってる人。めちゃくちゃおしゃれなかっこいい人。忙しそうに携帯をいじっている人。目の前に立っている人近い‥‥。

こんな全てが冗談みたいになんだかマイルドになって、そしてなんだかかっこよく見えるのです。

というか斜に構えて景色を見ている自分に浸っている、とでもいうのでしょうか。まるで「日常」をテーマにしたミュージックビデオを見ているみたい。

イラっと普段ならしてしまうこともどうでもよくなって、かっこよくスタイリッシュに見えて、いいですねこの感じ。

 

音楽の力ですね。というか日常って引いた目でよく見てみたら、まあまあかっこいいものであふれているのかもしれませんね。

そしてしみじみと、私は現実逃避のようなことが大好きなのだなと思いました。