世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

見覚えがあるような新しいような

お久しぶりですになってしまいました。

体調をちょっと崩していました。

体調が悪くなると、私の脳みそは文字の読み書きをするところがうまく働かなくなるみたいで、最近は読むのも書くのも苦になってしまっていました。なんていうのでしょうか、並んでいる文字がものすごく複雑な難解なものに感じる時があるんです。あるいは、意味を成さない「模様」のようにも感じます。

今はこうして書いているので、体調は比較的よくなってきたようです。

私にとって文字の世界は、入り込める時と入るのが難しい時があるみたいです。

そんな私が、お盆のころだったでしょうか、自分にとっては「新鮮な」気持ちになった出来事がありました。 

 

 

 

 

あるとき書店をウロウロしていた私が、なぜだか目について手に取ったのが中学生の数学のテキストでした。

まず、数学についての本を手に取るというのが、今までの私にはありえないことです。数学は算数として小学校で勉強し始めた時から「得意ではない」と思っていた教科です。それこそ数学の教科書に書いてあることは「模様」とか「~柄」なんじゃないかと思うくらい、内容が頭に入ってこなかったという感覚で学生時代を過ごしていたような気がします。

とにかく「数学」について思い出すと、頭に「嫌な方」の記憶がたくさん再生されてしまうからかもしれません。

「そういうふうにボーっと聞いているから、あなたは何回聞いても理解できないのだ」ということをキツめの関西弁で、授業中にクラス全員の前で言われたことなんかを思い出します。数式やグラフや図形は、見るだけでこういう記憶をほじくり返す感じがしてなんだか嫌だったのです。

 

なので、数学関連の本を手に取り、少し立ち読みし、「なんだかできそう・・・。」と思い、そのままレジに向かったその時の私の体は、やっぱり調子がおかしかったのか、この世で熱心な数学教師だった人の霊が乗り移っていたりしたのかもしれません。お盆だったし・・・。

それで家に帰って、そのまま2日ほどほったらかしにしていたのですが、何となく手に取ってやり始めたら、「解ける。」問題が解けるので、どんどん進みます。「ここがわからない・・・・。」そう思って読む、そしたら「分かる」。そして気づいたら1冊読み終えていました。ノートも1冊まるまる埋まりました・・・。それがびっくりで・・。( ゚Д゚)

 

問題が解ける。楽しい。書いてみたらとってもシンプルだなあと、思いました。

問題が解けるのは、苦手で「数学のできない人」ながらも、学校というところにいた間は授業を受けていたからかもしれません。だけど新鮮だったのは「おもしろいではないか・・」なんていう風に思っている自分にかなり驚きました。なんだか「このクイズが解けるか」みたいな感覚になっている自分が不思議でした。「こんな風に10代の時に思えていたらなあ・・」とは思いました。でも私にとっては、30になってからわかることだったのかもしれません。

だから世の10代よ、人生分からんよ。笑

うわ~説教臭くてやだやだ・・・・。(*´з`)

 

 

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そのテキスト、数学が苦手な人向きみたいです。わからない・・と思ったところがちゃんと書いてあり、私にとってはものすごくわかりやすかったので一応↓

 

中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本 小杉拓也

 

 

本日も読んでくださってありがとうございました(^^)