世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

キッチンスタッフをしていた時のこと

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

 

ブログを一年程放置しておりました。

更新できず、自分の目の行き届かない物を公開したままというのが、なんだか嫌だったので非公開にしていました。

いつまで続くか分かりませんがちょっと久しぶりに書いてみようかなと思います。

 

 

今までやってきたアルバイトの中で、ちょっと面白かったのが、和食店でのキッチンアルバイトでした。

その和食店というのが創業ウン十年とかいう感じの、ちょっと歴史ある感じのところだったんです。だから働いている従業員さんの中にも、勤続○十年っていうパートのキッチンスタッフさんがいたりしました。で、その人にはちょっと面白い特技というか特殊能力なんじゃないかと思えるものがありました。

たとえば、お客様が入り口から入ってきた時、入り口をチラッと見て、「○○セットかなぁ」と言います。しばらくして注文が通ってくると、本当に○○セットだったりするんです。その正解率は結構高くて、面白いくらいでした。お客様の雰囲気だとか、家族連れだとかを見て、頼みそうな物を予想しているのだと思いますが、本当に不思議でした。

この方を見ていたら、このメニュー予想をしながらその小鉢だったり、付ける汁物の具を準備しかけていたりするのです。忙しい時は本当に役に立つ技なんだろうなと思っていました。

 

この店での私の仕事は、米を炊いたり小鉢を盛り付けたり洗い物をしたりなどの調理補助でした。

注文が来たら、それに合わせた小鉢やデザートを盛り付けてセットします。そこに調理師の方が作ったメインの丼ものとかをつけて出す、といった流れでした。

小鉢やデザートはメニューによって組み合わせが変わるのでちょっと複雑でしたが、数カ月やっていると自然に体が動くようになりました。

ただ、ちょっと大変だったのが観光シーズンで、注文が一気に来ると、ひとつひとつセットを作っていては間に合わないので、伝票を見ながら頭の中で(サラダが3、小鉢が2、デザートが5、、、)と考えながら作るのはパズルみたいでした。

あまりにも注文が来た時はちょっと追いつかなくなりそうになったけど、そういう時は必ず調理師さんが、あれを作れ、これを準備して、と指示してくれました。これがすごいんですよね。なんというか、無駄なく同じ物をまとめて作って且つ、一緒に来ているお客さん同士のメニューに時間差がありすぎないように出す感じが。それがすごくかっこいいなと思っていました。

バタバタと指示通り動いて、なんかちょっとだけ自分が機械の歯車になったような気分になりながら、この感じ嫌いじゃないかも、と思っていたバイトでした。

 

 

本日も読んでくださってありがとうございました_φ(・_・