世界の果てをつれて歩く

日常と幻想(笑)の間をうろうろしているどうしようもない人のブログ

呼ばれる

カレーが食べたい。

なぜか無性に「焼きたての香ばしいナンが添えてあるカレー」が食べたくなったんです。

「カレーが食べたい、カレーが食べたい、なんのついてるかれーがたべたい・・・・。」頭に思い描いているカレーはあの店のだ!

その感覚がしばらく続いて、やっぱりどうしても食べたくなって。行くことにしました。

外国の人がやっているカレー屋さん。まったりしたコクのあるカレーと、焼きたてのでっかいナン。もうあそこしかない。

それで何年かぶりに行ってみたら、

 

 

〇月〇日をもって閉店いたします。長年のご愛顧ありがとうご...

 

 

うそんー(/´△`\)久しぶりに来てみたら...。

 

 ちょっとさみしくなりながら入店。客は私だけでした。

店内は不思議な音楽が流れていました。何の音かなあれ。なんていうのかな、リーンって感じの音で、仏壇で鳴らすリーンみたいな音のBGM。すごく静かな気持ちになりました。

顔が象の神様の絵が貼ってある、まるで日本じゃないみたいな店内で外国に来た気分になりながら、口の中は食べる気満々になっていたので、いままで一番安いランチセットしか頼んだことがなかったけど、2種類のカレーと食後の選べるドリンクがついたちょっとだけ高い方を注文しました。

 

カレーとご飯とサラダが来て、これこれ!食べたかったやつや。

むしゃむしゃおいしく食べていたら、きたきた!

 

 

ナン!

 

でかっ!

こんなにでかかったっけ。長さはたぶん人の顔2つ分以上はある。

「やきたてです。たべて。」と店員さん。

いい香り~。バターかな。表面がパリパリ中はもちもち。

こんなに食べられるかなと思ったけど、そんな心配する必要がなかった。

私の体は本当にカレーがほしかったみたいで、自分でもびっくりするくらいあっという間にぺろっと平らげてしまいました。幸せな満腹感。これ大事です!


 そしてカレーを食べ終わるか食べ終わらないかのちょうどいいタイミングで、注文していた温かいチャイを持ってきてくれました。

このチャイがスパイシーで、ほっとして、温まる。

そうだった。私このチャイが好きだったこと忘れてた。


本を読みながらチャイを大事に飲みながら、来てからだいたい1時間。やっと私以外の客が一人来ました。

無言で入って来たのにお店の人はいつもの事のようにビールを出して、そのお客さんも飲んでしばらくしたらすぐお金を払って帰ってしまいました。なんだか「いつもの、」って感じのスマートさでした。


この店なくなっちゃうんだよな。

でも来れて良かった。あんなにカレーが食べたくなるなんてここのカレーに呼ばれたのかも。もう食べれなくなるぜ・・・って。


あれから飲みたくなってチャイのレシピをネットで調べてみたら、シナモン、しょうが、カルダモン、クローブが入っているそうです。

近所のスーパーでは色んなスパイスは手に入りにくいので、しょうがを入れたミルクティにシナモンパウダーを少しいれて飲むのにはまっています。

なんちゃってチャイです。なんとなく温まる気がする。


今日も来ていただきありがとう(・´ω`・)